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“チャコリ”とは美食の街 バスク地方でバスクの土着品種で造られる
バスクの地ワインです。
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チャコリとはバスク地方の地ワイン。
バスクとは大西洋側の北スペインからフランスにわたる地方です。
バスクにはスペイン・フランスとは異なる独自の文化、独自のスポーツ、独自の言語(バスク語)、食文化がある地域。
日本でもバスクの名は徐々に知れ渡り、最近では美食の街・地方として名声を得ています。
実際、美食の街として最も有名になったサンセバスチャンを中心に人口密度換算でもっともミシュランの星を獲得しているレストランがある地域です(スペインには現在8軒の三ツ星レストランがありますがバスク地方には現在4軒の三ツ星レストランがあります)。
またサンセバスチャン、ビルバオ、ビトリアのバルではカウンターにはピンチョスが隙間なく敷き詰められています。
チャコリはそんなバスクの食文化を語るうえで外せない地ワインです。
チャコリ・・・
スペインの中でも大西洋気候に影響され雨の多い地域バスク。
その地で造られるワインは黒ブドウの栽培が非常に難しいことから
アルコール度数が低めの9~12度の白ワインがほとんどです。
使われるブドウもバスク由来の地ブドウである
Hondarrabi Zuri(オンダラビ スリ・・白ブドウ)
Hondarrabi Belza(オンダラビ ベルツァ・・黒ブドウ)
を中心に栽培・醸造されています。
その味わいは柑橘系、白い花、リンゴ、グレープフルーツなどのさっぱりしたさわやかな香り、フレッシュな酸や苦み、そして産地により異なりますが微発泡なのが特徴的です。
バスク内で海側、山側と様々な場所にワイナリー、畑がありその場所によって味わい、チャコリのスタイルも変わってきます。
チャコリの産地(D.O.=原産地呼称)は大きく分けて3つです。
◆D.O. Txakoli de Getaria-ゲタリア
ゲタリアのチャコリは こちら
サンセバスチャンのあるギプスコア県の産地。微発泡性のチャコリが多く生産され日本で有名になりつつある高い所から注いで(エスカンシア・・・コップを斜めに傾け注ぐと泡が弾け、香り、味が柔らかく、まろやかになります。)飲むスタイルが多いチャコリ。
ゲタリアのチャコリは荒波が海岸線を打ちつける荒々しい風土の中で生まれ育ってきました。
わずかな炭酸ガスと少々とがった感じの独特の酸味がチャコリの特徴。数秒たってからのど越しに感じる辛味が伝統的なチャコリの味覚。
そんなとがった味をま ろやかに和らげるために、バスク人の先祖はチャコリを飲む前にエスカンシア(Escancia)を行なって、飲みやすくする方法を身につけていました。
エスカンシアとは、チャコリをサービスする前にチャコリワインのボトルを高い位置から垂直に傾けながらグラスに注ぐことです。つまり、チャコリがボトルからグラスへ注がれるあいだに、炭酸ガスを空気中の酸素と混合させることで、とがった部分を丸くして、優しい味のチャコリになります。
多くのワイナリー・畑は海の近くにあるため、海風の影響を受けた味わいになっています。
◆D.O.Txakoli de Vizkaia-ビスカイア
ビスカイアのチャコリは こちら
かつてはスペインの鉄鋼業をになっていた有名な街ビルバオのあるビスカイア県の産地。
ビルバオは現在では現代アートのグッゲンハイム美術館で名をはせた街となっています。
ワイナリーの多くはビルバオの街の郊外にあり、畑は海側、山側様々な場所に点在しています。
ワイナリーによっては地ブドウ品種、オンダラビ スリ(白)、オンダラビ ベルツァ(赤)以外にも国際品種を使用したワイン造りに挑戦しているところもあります。
◆D.O.Txakoli de Alava-アラバ
アラバのチャコリは こちら
ビトリアが県都であるアラバの産地は3つのD.O.の中でも唯一内陸に位置しています。
チャコリのスタイルとしては内陸の白ワインのスタイルと言ってもいいようです。
3つの産地の中で一番小さい産地となっています。
チャコリにあうマリアージュ:
古くからクジラなどの漁にでることが多かったバスク人、
その食生活も魚などの魚介をたべることが多かったと言われています。
魚の炭火焼、魚介類全般、アンチョビ、ツナ、タラ、タラのオムレツなどなどこれらの食事にチャコリは華をそえてくれます。
逆にチャコリのないバスクのバルはバルではありません!!