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価格帯(ワイン) > 5000円未満
自然派・ビオディナミ
生産者・ワイナリー別 > ソトマンリケ
標高800メートルの砂質花崗岩質土壌、樹齢の高い樹のガルナッチャを使用しています。全房を直接圧搾して不純物をしっかり沈殿させ自然発酵。補糖、酸化防止剤(SO2)の添加はしていません。
優しく透明感のある淡い桜色。イチゴ、チェリー等のフレッシュでチャーミングな赤い果実、ほんのりとミントとバルサミコ酢やトースト等の香りもあり、複雑でエレガント。
味わいは、香りと同様のフレッシュな赤い果実などと共に、ほのかに梅のニュアンスもあり、控えめな果実味から程よい旨味も感じられ、食前酒だけでなく、和食も含めたお料理とも合わせて頂きたい自然派ワインです。
※ペットナット・・・スパークリングワインの一種。
Pétillant Naturel=ペティアン・ナチュレル(ペティヤン・ナチュール)の略称。
ペティヤン=弱発泡 ナチュレル=自然のままの意味。
「ペット・ナット」の場合は、二次発酵を行わず、最初のアルコール発酵を、途中から瓶内で行います。発酵途中の残糖のあるワインをボトリングし、瓶内で完全発酵させるのです。通常、出来上がったスパークリングワインの酵母の澱(おり)は取り除かず、味わいを調整するドサージュも行わないため、最もナチュラルなスパークリングワインだと言われます。
ソト イ マンリケ
ワイナリー・ソトマンリケはスペインのカスティーリャ・イ・レオン州のセブレロスにあります。カスティーリャ・イ・レオン州は多くのワインを輩出する地域ですが、一般的にはリべラ・デル・デュエロ、トロ等の高級産地が有名です。セブレロスはまだあまり知名度のない片田舎ですが、今世界のワインジャーナリスト達の注目の新しい産地である「グレドス山脈」を有する、知る人ぞ知る地域でもあります。
グレドス山脈はスペインの土着品種「ガルナッチャ(グルナッシュ)」で今話題の地域です。
グレドス山脈はイベリア半島の中央を横切る標高2000m級にもなる大きな山脈で、その東部にあるエリアでは、ガルナッチャが昔から栽培されていた地域になり、その時からの高い樹齢の樹も多く残っている魅力的な産地です。
このグレドス山脈周辺は地中海性気候の影響を受けた大陸性気候ですが、降雨量が600〜800㎜とブドウにとって最適な量で、湿度と標高の高さから、美しい酸のあるブドウができ、そのブドウから美しい酸のあるワインが生み出されます。
サッカー元スペイン代表ダビド・シルバ選手とJリーガーのシシーニョ選手のワイナリー
ダビドとシシーニョはバレンシア・U-17代表時代の同僚として親交が深く、スペインU-17代表として共に参加した2003年のFIFA U-17選手権では、一緒にスペインを準優勝に導きました。
そんな2人がある日、もともとシシーニョがソトマンリケを所有していたチュチさんと友人だった事もあり、ワイン好きのダビドと一緒にソトマンリケのワインを飲んだところ、すっかりそのワインの虜になり、チュチさんと話をしてワイナリーのオーナーとして、2人も参加する事になりました。
ソトマンリケのブドウ畑は標高650〜1,100mの山の上にあり、街を一望出来る圧巻の眺め。南向きで日当たりも良く、風通しも抜群です!乾燥していて病害も少ない為、ビオロジック農法に適していて、畑は化学肥料を使わず、自然に優しいブドウ造りを行なっています。
畑には主に白ブドウのアルビーリョ・レアルと黒ブドウのガルナッチャが植えられており、花崗岩質の土壌やスレート(粘板岩)土壌など様々な種類の土壌があります。
ソトマンリケは2016年からスタートの新しいワイナリーですが、ソトマンリケが買い取った小さなブドウ畑のほとんどは非常に歴史が古く、樹齢の高い樹々が植えられています。セブレロス山脈のふもとにある丘陵地帯では、地元のブドウ栽培家が伝統と土地を愛し、経済的損失を厭わず、ブドウ畑を長く守ってきました。
ソトマンリケはそのように大事にされてきたブドウ畑に対し有機栽培を行い、土壌を回復することで引き続き長く守ろうと考えています。
ソトマンリケは土壌を回復させる上で、セブレロス内の各ブドウ畑を徹底的に分析しました。目的はそれぞれのブドウの樹から学び、様々な種類の土壌がブドウに与える影響を理解する事でした。それにより、ソトマンリケのブドウ畑が持つ異なる独特の特性を活かす事が出来たのです。
ソトマンリケの哲学は、野生の酵母による自然発酵などワインを醸造する上で人為的介入を最小限に抑える事によって、セブレロスの環境や土壌を最大限にワインに表現する事です。
醸造所には様々な種類のタンクがずらりと並んでいます。ブドウの個性を活かすために使い分けを試みているそうです。主にコンクリートタンクで自然発酵をしていますが、一部のワインにはステンレスタンクも使用しています。
自然派のワイン造りが盛んな産地でよく見られるアンフォラ(素焼きの瓶)もあります。