商品詳細
マジョルカ島の地ブドウ、マント・ネグロ100%を使用した赤ワイン。
ビオワインの要素のあるマジョルカ島の中でも特異なワイン。
スペイン・イベリア半島のワインとは違うスタイルの優しい味わいのワインです。
オレンジの花、苺、杏のジャムのような香りととろりとした厚みのある味わいが特徴です。
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発酵は昔ながらのアンフォラで。 |
4Kilos-クワトロ キロス-
2006年8月、フランセスク・グリマルト氏とセルヒオ・カバリェロ氏はブドウ本来の力強さと個性を映し出したワイン造りという想いでマジョルカ島にクワトロキロスを立ち上げました。それも、ちょっと違ったアプローチと面白いパッケージで・・・!
醸造家のフランセスクは、以前アニマ・ネグラ・セラーというマジョルカ島にあるワイナリーの共同経営者兼テクニカル担当をしていました。フランセスクはカイエット種などバレアス諸島の固有品種を守る活動に情熱を注ぐ醸造家として名高く、一方のセルヒオはミュージシャンで、ソナーフェスティバル(毎年バルセロナで開催される音楽とマルチメディアアートの国際イベント)の共同出資経営者兼共同ディレクターという顔を持ち、クワトロキロスではビジュアルイメージ制作を担当しています。
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3月にワイナリー訪問した際の畑。樹勢をコントロールのために草、花を放置。草に埋もれてブドウの樹は見えず・・ |
異色のコンビによる最初のワインは2006年9月下旬、仲間のブドウ栽培者のガレージで、少量ながら素晴らしい品質のブドウから造られました。醗酵とマセラシオンは牛乳の冷却装置を活用しましたが、表面積の大きさが幸いしワインとブドウの果帽が広く接することができました。残りの50%のブドウは225Lの開放槽でつくられ、14か月熟成後2008年5月にリリースされました。
2007年にはアポロニア・ヴィティカルトルス(バレアスの農業組合)と共同で羊農場を小さなワイナリーへと建て替えます。そこで2007年の収穫ブドウからクワトロ・キロス2007をつくり、さらにドツ・ボルツ2007という新商品がうまれ、12ヵ月の樽熟成を経て2009年の初めにリリースされました。
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樽熟成は古い大樽でゆるやかに・・・ |
ブドウ畑はマジョルカ島の北から南まで様々なエリアに点在していることから特定のD.O.に属してはいませんが、ブドウの大半はカル・ベルメルと呼ばれるマジョルカ島の典型的な赤粘土土壌で栽培されています。品種はカジェット、カベルネ・ソーヴィニイヨン、フレンチ・フォゴノウ、メルロ、モナストレルやシラーです。